●開催概要

[開催日]2025-10-18(土)
　※台風の影響により2025-10-12(日)から延期
[開催時間]15:00～
[会場]大隅湖 特設会場
[住所]〒893-0131 鹿児島県鹿屋市上高隈町
[アクセス]
シャトルバス(無料)
　高隈地区交流センター・たかくま石蔵館⇔大隅湖特設会場
[主催]大隅湖レイクサイドフェスティバル実行委員会
[公式ホームページ]https://www.city.kanoya.lg.jp/furusato-pr/osumikolakeside_festival.html
　※詳細は公式ページをご確認ください。

― 湖畔に灯る、秋の光と音の祭典 ―
鹿児島県鹿屋市の中央部に位置する大隅湖（おおすみこ）は、静かな森と澄んだ水面が広がる美しい湖です。毎年秋、この場所が一年で最もにぎわう瞬間があります。それが「大隅湖レイクサイドフェスティバル」です。2025年は10月12日（日）に開催され、今年のテーマは「想いを紡ぐ」。地域の人々の絆を深め、自然と調和した時間を共有する、心温まる一日が予定されています。


■ 自然と人が響き合う、幻想的な湖畔のステージ
大隅湖のほとりに特設ステージが設けられ、日中は地元の学生たちによる「未成年の主張」や、和太鼓・ジャンベなどの演奏が行われます。打楽器のリズムが湖面に反響し、静かな森の中に響き渡る光景はまさに圧巻。観客席から見える水面には木々の緑と空の青が映り込み、自然そのものが舞台装置のようにフェスティバルを包み込みます。

ステージパフォーマンスのほかにも、地域の特産品や郷土料理を楽しめる「鹿屋食フェス」が同時開催。地元の飲食店や生産者が出店し、鹿屋ならではの味覚が並びます。焼きたての地鶏や手づくりスイーツ、旬の野菜を使った惣菜など、訪れた人を“食”でもてなします。


■ 夜空を彩る花火とレーザーの競演
夕暮れが湖面をオレンジ色に染め始める頃、会場の雰囲気は一気に幻想的に変わります。19時20分からは、フェスティバルのハイライトとなる花火とレーザー光線ショーがスタート。湖面に映し出される光の反射が、夜空の花火と溶け合うように広がり、観客からは感嘆の声が上がります。

光と音の演出には毎年多くの工夫が凝らされており、ただの花火大会では味わえない迫力があります。湖畔という開放的なロケーションだからこそ実現できる、“光が水に踊る”特別な時間。家族や友人、恋人同士で訪れる人も多く、誰もが忘れられない秋の夜を体験できます。


■ 地域がひとつになる、参加型の楽しみ
「大隅湖レイクサイドフェスティバル」の魅力は、観るだけでは終わらない“参加型”の楽しさにもあります。毎年恒例の「大大大抽選会」では、地元店舗での買い物や屋台の利用で抽選券がもらえ、豪華賞品が当たるチャンスがあります。抽選は第1部・第2部の2回に分かれて行われ、会場中が一体となって盛り上がります。

また、フェスティバルは地域のボランティアや高校生たちが運営に参加しており、会場の案内や清掃、音響の補助なども市民が支えています。こうした「地域がつくる祭り」という姿勢が、イベントに温かみを与えているのです。


■ アクセス・駐車場・シャトルバス情報
会場となる大隅湖は鹿屋市中心部から車で約30分ほど。駐車場は民族館や旧柏木小学校跡地などに設けられ、身障者専用スペースも用意されています。さらに、会場までの無料シャトルバスも運行されるため、遠方から訪れる方にも安心です。
特別寄付（1万円）を行うと優先駐車券が発行される仕組みもあり、混雑を避けたい方には便利な制度です。

アクセス経路は公式サイトや市の観光ページでも随時更新されていますので、出発前に確認しておくと安心です。


■ 湖畔の秋を感じながら、人と人がつながる一日を
大隅湖レイクサイドフェスティバルは、単なる地域イベントではありません。
それは「自然と人、人と人とのつながり」を改めて感じさせてくれる特別な時間です。
華やかなステージや光の演出の裏には、地域の人々の想いと努力があります。
今年のテーマ「想いを紡ぐ」には、過去から未来へ、そして世代を超えて続く温かい輪を広げたいという願いが込められています。


秋の夜風が頬をなでる10月の鹿屋。
ぜひ大隅湖のほとりで、光と音が織りなす一夜の物語を体感してみてください。
きっと帰り道には、心にやさしい余韻が残るはずです。