●開催概要

[開催期間]2025-10-01(水)～2025-10-31(金)
[実施エリア]いちき串木野市内の加盟飲食店・物産館など（市街地〜沿岸部）
[参加店舗数]約32店舗前後の見込み
[主催]いちき串木野市観光特産品協会
[アクセス]
　車利用または公共交通利用。
　鹿児島中央駅から車で約40分、川内駅から車で約20分（道路・交通状況による）
[公式ページ]http://www.ikcci.jp/news/2025/20256.html
　https://www.instagram.com/ichikushi.kankoutokusanhin
　※詳細は公式ページをご確認ください。
　※本サイトの内容は発表時点情報をもとにしています。最新情報は公式サイトや市の観光案内でご確認ください。

鹿児島県の西部に位置する「いちき串木野市」は、全国的にも有名な“まぐろのまち”として知られています。
遠洋まぐろ漁の基地として発展してきたこの地域では、毎年秋になると、地元の飲食店や物産館が一体となって「まぐろ祭り」を開催します。
2025年も10月1日（水）から31日（金）までの1か月間、第6回となる「まぐろ祭り2025」が予定されており、市内各地でさまざまな企画や特別メニューが楽しめます。

この祭りは、単なる食のイベントではなく、“地元の漁業文化を味わう体験型フェスティバル”として定着しています。
各店舗が創意工夫を凝らしたまぐろ料理を提供し、普段は味わえないような限定メニューが登場します。
刺身や丼ものといった王道のほか、ステーキやまぐろラーメン、洋風アレンジなど、店ごとの個性が光る一皿が並びます。
料理をきっかけに店舗を巡るイートラリー企画もあり、家族連れや旅行者が楽しみながら街を歩ける仕組みも魅力の一つです。

いちき串木野市が「まぐろのまち」と呼ばれるのには理由があります。
この地は古くから遠洋漁業が盛んで、多くのまぐろ漁船を抱える全国有数の港町です。
市内では漁協による冷凍まぐろの販売や、加工・流通に携わる企業も多く、地域全体が“まぐろ文化”を支えています。
祭り期間中には、まぐろ解体ショーや漁師によるトークイベントなど、漁業の現場を身近に感じられる催しも行われることがあります。
こうした地域性が、このイベントをただのグルメフェアではなく「文化体験の場」として根付かせているのです。

また、開催時期が10月であることから、秋の観光シーズンと重なり、まぐろ祭りは旅の目的地としても人気があります。
港町ならではの海沿いの風景、沈む夕日、潮風の香り。
それらとともに味わう一皿のまぐろ料理は、どこか特別な思い出を残してくれるでしょう。
観光客にとっては、まぐろを楽しむだけでなく、地域の人々と触れ合い、温かみを感じられる貴重な時間になります。

いちき串木野市では、市制20周年の節目を迎える年にあたり、地域を盛り上げるためのさまざまな取り組みも進んでいます。
「まぐろ祭り」はその中心的なイベントのひとつであり、地域の魅力を再発見する機会でもあります。
市内の飲食店や観光施設が一丸となって取り組む姿勢は、地元住民にも観光客にも好評を博しています。

鹿児島の豊かな海が育んだまぐろを、心ゆくまで堪能できる「まぐろ祭り」。
地元の料理人が手がける新しい味との出会い、港町ならではの温かな雰囲気、そして人と人とのつながり。
どれもこの季節にしか味わえない特別な体験です。

2025年の秋、いちき串木野市で、“まぐろのまち”の魅力を体いっぱいに感じてみてください。