約600年続く伝統行事、土用丑の日の温泉と賑わいを満喫
熊本県八代市の日奈久温泉で、夏の風物詩として親しまれている「丑の湯祭り」。
2025年は7月19日(土)に盛大に開催されます。
このお祭りは、今から約600年前、日奈久温泉が偶然発見された日が「土用丑の日」であったことに由来します。以来、毎年この時期になると、温泉の恵みに感謝し、無病息災や商売繁盛を願うお祭りとして地域の人々に大切に受け継がれてきました。
「土用丑の日に日奈久温泉に浸かれば、千日分の効能がある」と言い伝えられ、県内外から多くの観光客が訪れます。日奈久温泉は古くから「美人の湯」とも呼ばれ、その滑らかなお湯に身を委ねるだけで、心も体も癒されると評判です。
●開催データ
開催日:2025年7月19日(土)
日程:
神幸行列・舞踊:8:50〜11:30頃
温泉無料開放:6:00〜21:50(一部旅館は12:30〜15:30)
フィナーレ(餅投げ):11:30頃〜
公式ページ:
https://hinagu-onsen.jp/news/2025-7-19/
(※詳細は公式ページをご確認ください)
●丑の湯祭りの見どころ
・神幸行列と伝統舞踊
当日は、温泉街を練り歩く神幸行列から始まります。白装束に身を包んだ子どもたちや御神輿、地元住民による一行が、笛や太鼓の音色に合わせてゆっくりと進み、温泉街は厳かでどこか懐かしい空気に包まれます。
また、婦人会による優雅な「八代音頭」の披露もあり、沿道からは手拍子や歓声が上がり、地域全体がひとつになってお祭りを盛り上げます。
・温泉無料開放
この日は町内の温泉施設が特別に無料開放されます。
早朝から夜まで多くの湯処が開放されるので、湯めぐりを楽しむ方でどこも賑わいます。
「ばんぺい湯」や「東湯」などの日奈久を代表する公共浴場はもちろん、普段は宿泊客専用の老舗旅館のお風呂もこの日ばかりは一般開放され、温泉好きにはたまらない一日です。
湯上がりには地元名物の竹輪や、老舗の和菓子店の饅頭を頬張りながら、レトロな石畳や白壁の路地を散策してみてはいかがでしょうか。
・餅投げ・特産品抽選
祭りのフィナーレを飾るのは、ばんぺい湯前で行われる餅投げや特産品券の抽選です。
地元の新鮮な野菜や果物、加工品が当たるとあって、例年多くの人で賑わいます。
●温泉街の楽しみ方
日奈久温泉街は、どこか懐かしくホッとするような風情が魅力です。
昔ながらの竹輪屋さんや小さな雑貨店、路地裏にひっそり佇むカフェなど、歩くたびに新しい発見があります。
夜になると軒先に吊るされた提灯がぼんやりと灯り、昼間とはまた違ったロマンチックな雰囲気に。温泉街に泊まって、祭りの余韻を感じながらそぞろ歩きを楽しむのもおすすめです。
●アクセス情報
電車:肥薩おれんじ鉄道「日奈久温泉駅」から徒歩約15分
車:南九州西回り自動車道「日奈久IC」から約5分
駐車場:臨時駐車場あり(混雑するため公共交通機関の利用がおすすめ)
丑の湯祭りは、単なるイベントとしてだけでなく、地域に根ざした“温泉と人々の暮らしの歴史”を肌で感じられる特別な時間です。
ぜひこの機会に、熊本・八代の日奈久温泉へ足を運び、日常を忘れてゆっくりと湯と祭りに浸かってみてください。
きっと帰る頃には心も体も軽く、明日からまた頑張ろうと思えるような、そんな力をもらえるはずです。